こんにちは、作曲家のたかゆきです。
Twitter:@nobel4282
格闘ゲームには「読み合い」という、対戦相手との駆け引きが存在します。
そうは言っても、対戦相手の心を読むことなんてできませんので、「読み合い」は運の要素が強いように思いますよね。
私も格闘ゲームをはじめた頃は、「読み合い」は運の要素が強いと感じていました。
しかし、長年格闘ゲームに触れるうちに、「読み合い」で大きく差をつけられることが分かったのです。
その方法を知り、意識して格闘ゲームの戦略を立てることで、飛躍的に「読み合い」が上達しました。
そこで今回は、「読み合い」で差をつける方法を、ご紹介したいと思います。
「じゃんけん」の勝ち方を知ろう
格闘ゲームの「読み合い」は、よく「じゃんけん」に例えられます。
「じゃんけん」と聞くと、まさに運という印象を受けますよね。
しかし、「じゃんけん」には勝ち方があり、実力差が出るのです。
「じゃんけん」の勝ち方については、「明日から使える「じゃんけん」の勝ち方」という記事で、分かりやすく解説しています。
この「じゃんけん」の勝ち方を、適切に格闘ゲームに応用することで、「読み合い」を優位に進めることができるでしょう。
3つの用語を覚えよう
これからの解説に必要となりますので、まずは下の3つの用語を覚えましょう。
置き
相手が近づいてくることを読んで、あらかじめ技を振っておくことです。
差し返し
近づくと見せかけて、相手の「置き」の間合い外で一瞬停止してかわし、その硬直に技を当てることです。
当てにいく
相手が「差し返し」を狙って一瞬停止することを読み、近づいて技を当てにいくことです。
「じゃんけん」の勝ち方を応用しよう
格闘ゲームの「読み合い」は、「じゃんけん」の手かずを増やし、よりスピーディーにしたものと考えることができます。
そのため、「じゃんけん」の勝ち方は、格闘ゲームの「読み合い」に応用することができるのです。
その具体的な方法について、下の例をもとに解説していきます。
「グー」は「置き」、「パー」は「差し返し」、「チョキ」は「当てにいく」とイメージしてみてください。
「置き」は「差し返し」に負け、「差し返し」は「当てにいく」に負け、「当てにいく」は「置き」に負けます。
そして、「置き」は「差し返し」に負け、というように「読み合い」が一周して回るようになります。
この「読み合い」が一周して回るというイメージを、つかんでおいてください。
ちなみに、このような読み合いを「地上戦の三すくみ」と言います。
では、どのように「じゃんけん」の勝ち方を応用するのでしょうか?
それは、事前に自分の行動を臭わせてから、読みを先回りして行動を変えるということです。
例えば、相手が離れて様子見をしているときに、「置き」を何度か見せます。
そこで相手が、「置き」に勝てる「差し返し」を狙ってきたところを、「当てにいく」で迎撃するのです。
しかし、上級者同士の対戦になると、さらに先を読むようになり「読み合い」が複雑化します。
その場合は、「あいこ」を狙うことで読み負ける確率を下げたり、リスクを抑えることもできます。
格闘ゲームにおける「あいこ」とは、お互いに五分に近い状況にするということです。
読みにくい序盤の行動は、相手の実力やプレイスタイル、そして使用キャラクターをヒントに読みましょう。
例えば、相手が格下で「読み合い」を知らなそうであれば、自分のキャラクターの強い行動を押しつけます。
逆に、相手が実力者であれば、自分のキャラクターの強い行動を対策していると考えます。
つまり、自分のキャラクターの強い行動を出すような挙動を見せ、相手にその対策を出させます。
そこで、相手の対策に勝てる行動をするのです。
挙動の見せ方としては、その行動が特に強い間合いを保つなどです。
なお、これらは最もシンプルな例のひとつであり、より複雑な読み合いが多く存在します。
しかし、基本となる考え方は、すべての読み合いに応用できるはずです。
格闘ゲームは、あらゆる場面でさまざまな「読み合い」が発生します。
対戦では常に、自分の行動が相手のどの行動に負けるのか、そしてどの行動をしたら勝てるのかを意識しましょう。
そして「読み合い」が進み、一周して回るようになると、より「じゃんけん」の勝ち方が活きるようになります。
まとめ
ここまで述べたように、「じゃんけん」の勝ち方を知り、これを格闘ゲームの「読み合い」に応用しましょう。
この記事でご紹介した、「読み合い」で差をつける方法を意識すれば、きっと上達につながりますよ。
あなたが格闘ゲームで伸び悩んだら、ぜひ練習に取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。