こんにちは、作曲家のノーベルです。
Twitter:@nobel4282
国民的パズルゲームの「ぷよぷよ」には、対戦中に相手の画面を見て出方を把握する、「凝視」と呼ばれる技術があります。
これは非常に難しい技術であると同時に、強くなるためには必須の技術となりますので、マスターしたいですよね。
私もぷよぷよを長年プレイしていますが、いまだに凝視は苦手です。
凝視に集中しようとすると、自分の画面の確認がおごそかになり、ミスが多発してしまうのです。
ミスを増やさずに凝視をする方法はないかと、トップクラスのプレイヤーの動画を観て研究しつつ、試行錯誤しながら日々練習しました。
そして、ある凝視の仕方にたどり着きました。
これをマスターすることで、いわゆる「中級者」と呼ばれるレベルにまで、上達したのです。
ぷよぷよにおける中級者とは、後述の「基本的な戦術」を使うことができるレベルの人です。
そこで今回は、「ぷよぷよ中級者にオススメの凝視の仕方」を、ご紹介したいと思います。
もくじ
ぷよぷよについて
ぷよぷよのルールや用語については、「ぷよぷよ初心者でも簡単に習得できる戦術」という記事で、分かりやすく解説しています。
これからの解説で分からないところは、こちらの記事をご参照ください。
基本的な戦術と試合の流れを理解しよう
トップクラスのプレイヤーは、ほとんど自分の画面を見ずに連鎖を組めるため、高い頻度で凝視をすることができます。
しかし、多くの方はそこまでの頻度で凝視をすることは、難しいと思います。
そのため、凝視をするポイントを、要所にしぼることがオススメです。
その具体的なポイントについて解説するためにも、まずは基本的な戦術と試合の流れを、理解しましょう。
基本的な戦術と試合の流れ
試合がはじまったら、本命の連鎖である「本線」を、お互いに組みはじめます。
これが、ぷよぷよにおける「序盤戦」です。
本線の中で、床に面している連鎖を「土台」と言います。
「折り返し」を含む土台が組めたら、短い連鎖である「副砲」を、なるべく本線につなげやすい形で組みます。
折り返しとは、大きい連鎖を組むために必要となる、上に伸ばす連鎖のことです。
本線には、必ずと言っていいほど、折り返しが組み込まれます。
副砲が組めたら、お互いに副砲を放って攻撃をし合い、相手に先に本線を打たせるように仕向けます。
これが、ぷよぷよにおける「中盤戦」です。
このような、相手に大きい連鎖を打たせる意図の副砲を、「発火催促」と言います。
相手に本線を打たせることに成功したら、相手が本線を打ち終わるまでに、自分の本線を相手よりも大きく伸ばします。
副砲が残っていれば、これを即座に本線につなげることで、効率的に本線を伸ばすことができます。
自分の本線が伸ばせたら、それを放って相手の本線を打ち返します。
これで有利を取ることができ、上手くいけばそのまま勝利となることも、多くあります。
今回は、この基本的な戦術と試合の流れをもとに、凝視のポイントを解説していきます。
ちなみに、お互いに本線を打たず連鎖をさらに伸ばした場合、「終盤戦」に突入します。
この他にも、ぷよぷよには枝分かれするように、無数の展開と戦術が存在するのです。
凝視をするポイントをしぼろう
ミスが出ない範囲で凝視をするために、凝視をするポイントを、下の3つの状況にしぼりましょう。
序盤戦
少し連鎖を組んだら、相手が2連鎖の同時消しなどの「速攻」を仕掛けてこないか、確認します。
相手が速攻を仕掛けてきたら、即座に本線を発火しましょう。
発火とは、連鎖を放つことです。
本線の発火が間に合わなさそうな場合は、発火点を高く構える「カウンター」を組みましょう。
発火点とは、連鎖を発火する際に消すぷよのことです。
合わせて折り返しの位置も確認しておくと、相手の連鎖の進む方向が分かり、後に凝視がしやすくなります。
折り返し構築時
折り返しを組むときは、スキが大きくなる傾向にあるため、相手が攻撃を仕掛けてこないか確認します。
ぷよぷよにおけるスキとは、一時的に発火点をぷよで埋め、連鎖をすぐに発火できない状態のことです。
相手が攻撃を仕掛けてきそうなら、発火点とは異なる場所に副砲を組んで、様子を見ましょう。
中盤戦
こちらから発火催促を仕掛けたり、相手からの発火催促に対して「対応」を行いながら、さらに本線を組み進めます。
対応とは、相手の攻撃と同じくらいの大きさの攻撃を放ち、「相殺(そうさい)」をしてしのぐ技術です。
相手の攻撃がさらに大きい場合は、本線で対応をするということもできます。
的確に対応をするためにも、副砲を2種類ほど用意しながら、凝視を行います。
折り返しの上と、連鎖の後ろ側である「連鎖尾(れんさび)」の上に、副砲をかまえるのがオススメです。
前述のように、副砲はなるべく本線につなげやすい形で、組むことが大切です。
色を確認してから凝視をしよう
どこに何色のぷよを置いたら、自分の連鎖を発火できるのか、確認してから凝視をしましょう。
そのため、ある程度連鎖を完成させてから、凝視を行うことが大切です。
こうすることで、凝視をしたタイミングで相手に攻撃をされても、即座に対応をすることができます。
ミスを避けることを優先させよう
ぷよぷよは、連鎖を組むスピードも求められます。
しかし、ひとつのミスが致命傷となることも、多くあります。
ミスを避けることが最も大切ですので、連鎖を組む手を少し止めてでも、慎重に凝視をしましょう。
連鎖を整えることを優先させよう
自分の連鎖の形が乱れたときは、凝視をすることはあきらめて、連鎖を整えることに集中しましょう。
このとき、相手に攻撃をされたかどうかは、「連鎖ボイス」を聞いて判断します。
連鎖ボイスとは、連鎖を放ったときにキャラクターが唱える、呪文のような言葉です。
凝視をしていないため、どのような攻撃をされたのかを、事前に知ることはできません。
しかし、自分の連鎖の形が乱れていては、何も対処できずに負けてしまいます。
相手に攻撃をされるまでに、少なくとも自分の連鎖を発火できる状態にすることが大切です。
まとめ
ここまで述べたように、凝視をするポイントをしぼり、色を確認してから凝視をしましょう。
また、ミスを避けることと連鎖を整えることを、優先させることも大切です。
この記事でご紹介した、「ぷよぷよ中級者にオススメの凝視の仕方」をマスターすれば、中級者と呼ばれるレベルにまで上達できますよ。
ぜひ、ぷよぷよの凝視が苦手という方は、さっそく練習に取り入れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。