作曲のコツ ロックの簡単な作り方

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こんにちは、作曲家のノーベルです。

Twitter:@nobel4282

 

作曲において、「ロック」というジャンルの音楽を作りたいという方は、多いですよね。

しかし、どのようにすればロックが作れるのか、最初は分からないと思います。

 

私も作曲をはじめた頃は、ロックを作りたいと思いましたが、その方法が分かりませんでした。

 

その頃、私が通っていた音楽の専門学校にて、「ロックの簡単な作り方」を学びました。

 

この方法に沿うことで、以前よりも簡単に、ロックが作れるようになったのです。

 

そこで今回は、「ロックの簡単な作り方」を、ご紹介したいと思います。

 

ロックについて

ロックというジャンルの定義については、諸説あります。

今回は難しい話は抜きにして、一般的なイメージのロックの作り方を、解説していきます。

 

楽器編成を決めよう

ロックに使われる楽器の中でも、特に定番となるものをご紹介します。

 

・ベース

エレクトリックベース

 

・ギター

エレクトリックギター

 

・ドラムセット

バスドラム(キック)/スネアドラム/ハイハットシンバル/ハイタム/ロータム/フロアータム/ライドシンバル/クラッシュシンバル

 

これらの楽器の演奏の中心に、「ボーカル」が加わります。

最低限これらの楽器を使うことで、ロックらしいサウンドを表現できるでしょう。

この他にも、「オルガン」や「シンセサイザー」などの楽器を加えた楽曲も、多くあります。

 

ギターの音をひずませよう

ロックと言えば、「エフェクター」を使って音をひずませたギターが特徴的です。

エフェクターとは、音にさまざまな効果をつけることができる機材です。

音をひずませることができるエフェクターには、ひずみのソフトな方から、「OVERDRIVE(オーバードライブ)」「DISTORTION(ディストーション)」「FUZZ(ファズ)」という3つの種類があります。

エフェクターの設定で、音のひずみ具合を調節することができますので、あなたのお好みの音を作りましょう。

 

アップテンポにしよう

曲のテンポが比較的速く、ノリが良いのもロックの特徴のひとつです。

曲のテンポは、「bpm」という数値で表されます。

ロックのbpmは、「150~180」くらいが一般的です。

おおよそ上の数値の範囲で、あなたのお好みのbpmに設定しましょう。

 

楽器の演奏を作ろう

楽器の演奏を作る際、最も重要なのが、音楽をたくさん聴いてイメージを膨らませることです。

最初に参考にする曲を、いくつか決めてもいいでしょう。

どのようにイメージを膨らませ、演奏を作ればいいのか、手順に沿って解説していきます。

 

ベースの演奏の作り方

音楽をたくさん聴いて、あなたのお好みのベースの演奏を作りましょう。

ベースの演奏は、ある程度一定の音をきざむ楽曲が多いため、聴き取りやすいはずです。

 

ベースの演奏が聴き取れないという場合は、コードの名前の記載のある、楽譜を参考にしましょう。

コードの名前の最初のアルファベットが、ベースの音と考えてください。

コードの名前の「C・D・E・F・G・A・B」は、英語の音名を表したものであり、一般的な音名で言うと「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」となります。

つまり、コードの名前が「CM7(Cメジャー・セブン)」なら、ベースの音は「C(ド)」となります。

 

さまざまなパターンを聴き、いろいろ組み合わせて、ベースの演奏を作ってみてください。

 

ギターの演奏の作り方

ベースの1オクターブ上の音を、似通ったリズムでギターでも演奏します。

1オクターブとは、その音から12音上か下の、同じ音のことです。

そして、その音から7音上の音を、同時に演奏します。

これを「パワーコード」と言い、このコードだけでもロックらしいサウンドを表現できます。

 

あとは、要所に短いフレーズを入れるなど、アレンジを加えてみてください。

フレーズを入れる際、音がぶつからないように作ることが大切です。

その方法については、「ピアノで作曲 音がぶつからないメロディーとコードの作り方」という記事で、分かりやすく解説しています。

こちらの記事の、メロディーの作り方と同じように、「スケール」というものを意識する必要があります。

まずは、先ほど作ったベースの演奏が、どのようなスケールになっているのかを確認します。

そして、同じスケールをもとにフレーズを作ることで、音がぶつかることを回避できるのです。

 

メロディーの作り方

メロディーは、後にボーカルとなります。

メロディーを作る際も、音がぶつからないように作ることが大切です。

その方法については、前述の「ピアノで作曲 音がぶつからないメロディーとコードの作り方」という記事で、分かりやすく解説しています。

先ほど作ったベースとギターの演奏と、同じスケールを意識して、メロディーを作りましょう。

 

ドラムセットの演奏の作り方

まずは、基本となるリズムを作ります。

スネアドラムやハイハットシンバル、ライドシンバルは、基本的には一定のリズムをきざみます。

バスドラムは、ベースと似通ったリズムにすることがポイントです。

こうすることで、ベースのリズムの存在感が増します。

 

基本となるリズムができたら、コピーしてループさせ、要所に「フィルイン」を入れます。

フィルインとは、曲のつなぎ目や最後に入れる、変化をつけた即興的な演奏のことです。

ここで、タムやクラッシュシンバルなどを活用しましょう。

 

まとめ

ここまで述べたように、ロックを作ることは、最低限のものであればそれほど難しくありません。

 

この記事でご紹介した方法に沿えば、簡単にロックを作ることができますよ。

 

ぜひ、はじめてロックを作りたいという方は、参考にしてみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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