こんにちは、作曲家のノーベルです。
Twitter:@nobel4282
パソコンで作曲を行う「DTM」をはじめたいけれど、何を揃えればいいのか分からないという方は、多いですよね。
私も、DTMをはじめたいと思ったときは、何を揃えればいいのか分かりませんでした。
その頃、私が通っていた音楽の専門学校にて、DTMの授業がありました。
そこで、「パソコンで作曲をするために最低限必要なもの」を、教わったのです。
これを揃えることで、問題なくDTMをはじめることができました。
そこで今回は、「パソコンで作曲をするために最低限必要なもの」を、ご紹介したいと思います。
パソコン
DTMは、一度に多くの処理を行うため、パソコンに結構な負荷が掛かります。
そのため、パソコンのスペックは高ければ高いほど、快適にDTMを行えるでしょう。
スペックとは、パソコンなどの工業製品の、性能のことです。
しかし、予算の都合もあるかと思います。
その時代の中で比較的新しく、平均的なスペックのパソコンであれば、最初は問題ありません。
パソコンのOSについては、「Windows(ウィンドウズ)」と「Mac(マック)」のどちらでも結構ですので、お好きな方を選んでください。
OSとは、パソコンのさまざまな操作を管理する、システムのことです。
また、「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」という選択肢もあり、どちらも一長一短あります。
デスクトップパソコンは、持ち運びはできませんが、メモリの増設などのカスタマイズ性に優れています。
メモリとは、パソコンが一度に処理できる容量のことで、これが不足するとパソコンの動作が重くなります。
ノートパソコンは、デスクトップパソコンと比べてカスタマイズ性はおとりますが、コンパクトで持ち運びに便利です。
あなたの作業環境に適している方を、選択してください。
DAW(ダウ)
パソコンで一通り作曲ができる、ソフトの総称です。
DAWにはさまざまな種類がありますが、パソコンのOSがWindowsなら「Cubase(キューベース)」、Macなら「Logic(ロジック)」というソフトのユーザーが多いようです。
特にこだわりがなければ、パソコンのOSに応じて、CubaseとLogicのどちらかをオススメします。
また、楽器の音を出すための「音源」は、はじめからDAWに内蔵されています。
しかし、イメージに合う音がないという場合は、別途音源を購入する必要があります。
これは、音源だけではなく、さまざまな効果を生み出す「エフェクト」にも言えることです。
まずはDAWを使ってみて、物足りないと感じたら、その都度必要なものを増設しましょう。
モニタースピーカー・モニターヘッドホン
音楽制作におけるモニターとは、音の状態を確認することです。
音楽を鑑賞するためのリスニング用のスピーカーやヘッドホンではなく、「モニタースピーカー」や「モニターヘッドホン」というものを、購入しましょう。
どちらか片方だけでも結構ですが、音が出せないときに便利なモニターヘッドホンを、優先して購入することをオススメします。
オーディオインターフェース
楽器の演奏などを録音したり、再生するために必要となります。
パソコンに内蔵されているマイクや、再生機でも作業は可能ですが、これでは音の品質が保てません。
また、遅延を意味する「レイテンシー」が発生してしまい、音が遅れて再生される場合もあります。
音の品質の高さと、作業のしやすさを考えれば、オーディオインターフェースは必須のアイテムとなります。
MIDI(ミディ)キーボード
それ単体では音は出ませんが、パソコンに接続してDAWに楽器を設定することで、音を出すことができる「鍵盤」です。
演奏を作る際、これがあるとないとでは、格段に作業効率が異なります。
基本的にDTMは、実際に鍵盤を弾いてみて、メロディーやコードなどを確かめながら進めます。
また、リアルタイムで鍵盤を弾き、演奏を記録することもできます。
そのため、作業のしやすさを考えれば、MIDIキーボードも必須のアイテムとなります。
まとめ
ここまで述べたものが、パソコンで作曲をするために必要となります。
この記事でご紹介した、「パソコンで作曲をするために最低限必要なもの」を揃えれば、問題なくDTMをはじめられますよ。
ぜひ、これからDTMをはじめたいという方は、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。