こんにちは、作曲家のたかゆきです。
Twitter:@nobel4282
綺麗な目が描けると、キャラクターのイラストが映えます。
しかし、どのようにすれば綺麗な目が描けるのか、最初は分かりませんよね。
私もイラストを描きはじめた頃は、綺麗な目を描くことができませんでした。
なんとか綺麗な目を描きたいと思った私は、プロが描くイラストの動画を観て、研究しました。
そこで知ったテクニックを取り入れることで、以前よりも格段に、綺麗な目が描けるようになったのです。
そこで今回は、「綺麗な目の描き方」を、ご紹介したいと思います。
目の構造を知ろう
目の構造を知ることで、奥行きのある透き通った目の描き方が分かります。
瞳は、透明な角膜に覆われているということに、注目してください。
こちらの画像を参考に、目を描いていきましょう。
線画を描こう
まずは、鉛筆の設定を描きやすいものに変更しましょう。
鉛筆の設定については、「SAIでイラスト 線画が描きやすくなる鉛筆の設定」という記事で、分かりやすく解説しています。
現実の鉛筆のような質感を表現できる、描きやすくてオススメの設定です。
目の構造が分かりやすいように、眼球を描いてみました。
あなたは、眼球を描く必要はありません。
実際に描くときは、「上まつ毛→瞳→下まつ毛」という順番で描くと、バランスが取りやすいです。
分かりやすいように、鼻や輪郭(りんかく)などのパーツも描きました。
まつ毛を描くときは、鉛筆のブラシサイズを少し太めに変更すると、より描きやすいです。
色を塗ろう
イラストの下地となる色を、ベタ塗りしましょう。
ベタ塗りとは、単色で塗りつぶすことです。
使う色が分からない場合は、参考にするイラストを探し、そこからスポイトで取ります。
参考にするイラストを、「ファイル」→「キャンバスを開く」から開き、スポイトに持ち替えてイラストをクリックします。
これで、クリックした部分の色を、取ることができます。
また、異なる色は別々のレイヤーに塗ることが大切です。
レイヤーとは、絵を描く面のことです。
複数の絵のパーツを、別々のレイヤーに描き、それを重ね合わせて絵を完成させることができます。
これを活用することで、後に絵の修正がしやすいなど、さまざまなメリットがあります。
色を塗る順番は、「肌→白目→瞳」と、奥から手前に塗るのが基本です。
「選択ペン」に持ち替え、色を塗る部分を選択し、「ばけつ」に持ち替えてベタ塗りしましょう。
影を描こう
上から光がさしていることをイメージして、白目と瞳に影を描きましょう。
先ほどベタ塗りしたレイヤーの上に、もうひとつずつレイヤーを作り、それぞれにクリッピングマスクを設定します。
クリッピングマスクとは、下のレイヤーに描いた範囲にだけ、上のレイヤーに描くことができる便利な機能です。
設定方法は、「下のレイヤーでクリッピング」にチェックを入れて完了です。
下地の色によって、影の色も異なるということに、注意してください。
白目と瞳の上部に、影を描きました。
なぜ、上から光がさしているのに、上部に影を描くのでしょうか?
それは、まゆ毛のあたりの骨が盛り上がり、光をさえぎっているからです。
ハイライトを描こう
ハイライトとは、光が当たっている明るい部分のことです。
上から光がさしていることをイメージして、角膜と瞳のハイライトを描きましょう。
角膜のハイライトのレイヤーは、線画の上に作ります。
瞳のハイライトのレイヤーは、下地の瞳の上に作り、クリッピングマスクを設定します。
白いハイライトを角膜の上部に小さく描き、その光が瞳に届いているイメージで、瞳のハイライトも描きます。
こうすることで、角膜と瞳が分離しているように見え、奥行きと透明感を表現できるのです。
以上で、目の完成です。
この基本をマスターした上で、影とハイライトを描き足したり、ぼかしたりしてみてください。
奥行きと透明感を保ちつつ、オリジナリティーあふれる目が描けるはずです。
まとめ
ここまで述べたように、目の構造を意識して、影とハイライトを描きましょう。
この記事でご紹介したテクニックを取り入れれば、きっと綺麗な目が描けるようになりますよ。
ぜひ、あなたが次にイラストを描くときに、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。