こんにちは、作曲家のノーベルです。
Twitter:@nobel4282
プラモデルは、組み立てるだけでも楽しいものですが、できれば塗装にも挑戦したいですよね。
しかし、塗装は難しそうで手が出ないという方は、多いと思います。
私も以前は、塗装は断念し、組み立てのみ行っていました。
そのため、塗装が必要なキットでも、パーツ本来の色のままとなっていました。
塗装にも挑戦したいと思った私は、プロが作るプラモデルの動画を観て、研究しました。
そこで知ったテクニックの中で、簡単なものだけでも取り入れることで、綺麗に塗装することができたのです。
そこで今回は、「プラモデルを簡単かつ綺麗に缶スプレーで塗装するコツ」を、ご紹介したいと思います。
缶スプレーを購入しよう
プラモデルには、必ず説明書が付属しており、そこに必要な塗料の色も記載されています。
しかし、液状の塗料でしか売られておらず、エアブラシがないとスプレーとして使えない色も多いのです。
エアブラシとは、液状の塗料を器に流し込み、霧状に噴射することができる器具です。
そのため、説明書に記載されている色の缶スプレーが販売されていない場合は、それに近い色のものを探しましょう。
また、キットによっては基本色の他に、サーフェイサーとクリヤーも購入します。
サーフェイサーとは、パテを溶いて薄めたようなもので、下地塗装に使われます。
これを最初に塗布することで、塗料の食いつきや発色が良くなるなど、さまざまなメリットがあります。
暗い色のパーツを明るい色に塗装する場合や、塗装した箇所にマスキングテープを貼る場合は、サーフェイサーの購入もオススメします。
パーツの色の透けや、マスキングテープで塗装が剥がれるのを、防いでくれます。
クリヤーとは、透明の塗料です。
これを最後に塗布することで、光沢を出したり、塗装を保護することができます。
カーモデルなどの、ボディに光沢を出したいキットの場合は、クリヤーの購入もオススメします。
塗装の準備をしよう
プラモデルのパーツは、スプレーの勢いで簡単に飛んでしまいます。
大きいパーツは不要なペットボトルなどに、小さいパーツは不要なダンボールなどに、マスキングテープを輪っかにして貼りつけます。
このとき、外枠から複数のパーツを切り離すことになりますので、アルファベットと番号をメモしておくと安心です。
これらの端を手に持って塗装しますので、手に塗料がつかないように、使い捨ての手袋を装着しましょう。
また、缶スプレーはシンナーの強い匂いが出ます。
吸い込まないようにマスクも装着し、ご近所の迷惑にならない場所で、塗装しましょう。
塗装のコツ
プラモデルを綺麗に塗装するコツは、1回で塗ろうとせず、数回に分けて塗るということです。
1回で集中的に缶スプレーを吹きつけると、塗料が流れたり、気泡が出てしまうためです。
また、くれぐれも雨の日に行わないように、注意してください。
湿気により、綺麗に塗装ができないのです。
塗装に入る前に、綺麗なブラシなどでパーツをはらい、細かいホコリを落とします。
そして、缶スプレーをよく振り、試しに何もないところに吹いてみます。
これで、塗料がちゃんと霧状になるか、確認します。
このとき、缶スプレーの残量に、注意してください。
残りわずかの状態だと、塗料がちゃんと霧状にならないことがあります。
残りわずかになったら、不要なダンボールなどに吹きつけて、使い切りましょう。
キットの大きさにもよりますが、種類の豊富な100mlの缶スプレーは、ギリギリ3回塗装できるくらいの量です。
使いすぎると塗料が足りなくなってしまいますので、完成時に見える部分だけ、塗装しましょう。
1回目の塗装
30cmくらい離れた位置から、塗装を行います。
腕を流すようにゆっくり動かしながら、パーツの角に薄く吹きつけます。
塗料は乾くとわずかに縮むため、最初に角に吹きつけることで、角の下地が出ることを防ぎます。
離れた位置から薄く吹きつけたため、砂をかけたような塗料の凹凸ができますが、仕上げの塗装で消えますので問題ありません。
5分ほど乾燥させたら、2回目の塗装を行います。
2回目の塗装
30cmくらい離れた位置から、塗装を行います。
腕を流すようにゆっくり動かしながら、パーツ全体に薄く満遍なく吹きつけます。
5分ほど乾燥させたら、仕上げとなる3回目の塗装を行います。
3回目の塗装
10cmくらい離れた位置から、塗装を行います。
腕を素早く動かしながら、パーツ全体に少し厚めに満遍なく吹きつけます。
光を反射させて確認し、塗料の凹凸がなくなったら、塗装の完了です。
塗料が流れる寸前の、表面張力のような状態に保つことで、より光沢を得られるのです。
塗装が完了したら、1日から2日ほど充分に乾燥させてから、組み立てに入りましょう。
乾燥が不充分だと、触ったときに指紋がついてしまいます。
また、充分に乾燥させたとしても、塗料は柔らかいものです。
爪などの硬いものが当たると、傷がついてしまいますので、爪を切ってから組み立てることも大切です。
まとめ
ここまで述べたように、エアブラシを使わなくても、短時間で綺麗に塗装することができます。
この記事でご紹介した方法なら、初心者の方でも気軽に、プラモデルの塗装に挑戦できますよ。
ぜひ、あなたが次にプラモデルを作るときに、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。